2016年4月11日月曜日

ステンドグラスの歴史(日本)

日本にステンドグラスが仕上がった状態で入ってきたのは、慶応元年(1865年)長崎大浦天主堂にカルメル会修道院(フランスのル・マン市)から贈られた十字架のキリストの像だと伝わっています 。

ステンドグラスが日本人の手で作られるようになったのは、明治の中ごろから後のことです。

明治に入って国家としての形式を急速に整えようとした明治政府は、多数の(お雇い外人)を雇うことにより西欧化しようとした。その中でジョサイア・コンドル(イギリス・日本政府・工部省と5年間契約)は、多数の建築の中にステンドグラスを入れることになります。(岩崎邸・島津邸・三井倶楽部  等)

次いで、エンデ(ドイツ)とベックマン(ドイツ)を雇い入れ国会議事堂はじめ司法省・裁判所などの建築します、これらの建築にもステンドグラスは取り入れられて優雅な空間演出をすることになります。


教会の荘厳な空間演出で広まったヨーロッパのステンドグラスと違って、日本では公共施設・商業施設への取り付けからはじまりました。


岩崎邸のステンドグラス

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